T様 |ピアース三軒茶屋(世田谷区若林)
世田谷でも洗練されたエリアとして人気の高い三軒茶屋。田園都市線「三軒茶屋」駅からほど近い、世田谷通りのイチョウ並木と調和して建つピアース三軒茶屋は、上質さを感じるデザインが新たな街の表情を醸し出しています
外観とパブリックスペースは建築家・堀啓二氏、エントランスと室内空間はフランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ氏によって生まれた邸宅です。このハイグレードなピアース三軒茶屋にお住まいのT様宅をお訪ねいたしました。
上質なデザインやクォリティの高さ、地下に駐車場があってエレベーターでそのまま行かれる利便性の高さなどが気に入ってご入居されたT様。ご主人の実家も近く、夫婦それぞれの勤務先へも徒歩で通勤できる立地です。
お宅におじゃますると、リビングから臨場感のある素晴らしいジャズのサウンドが流れてきます。T様宅はオーディオを中心にリビングがデザインされた、こだわりのお住まいです。この家に出会ったからこそ、実現できた音のある暮らしです。
「本格的に機器を揃えたのはこの家に引っ越してきてから。"自分の住まい"だからこそ、部屋に合った最高の音を追求することができたんです。性能のいいオーディオ機器にすると、小さな音、弱い音でも音の奥行きが表現できて、クリアで心地のよい音が鳴る。仕事が忙しくても、寝る前にお酒を飲みながら妻と一緒に音楽を聴くひとときが、かけがえのない時間になりました」(ご主人)
ピエガ社のスピーカー「CL120X」、グラスター社の真空管アンプ「SD-2」、ジャイロデックス社のアナログレコード用ターンテーブル。ソファに座って極上の音に耳を傾けている時間がなによりもリラックスできる、とT様は笑顔で語ってくれます。
奥様も、入居後に購入したアップライトのピアノをご自身で演奏したり、ご主人と一緒にクラシックやジャズを聴いたり、豊かな気持ちで過ごせる時間を楽しんでいます。
そして、音楽と並んでおふたりの楽しみになったのが、インテリアです。白いフローリングに合わせてナチュラルな空間をつくりたい、とインテリアショップを巡り、コーヒーテーブルやダイニングセットを購入しました。ソファは、50年ほど前のヴィンテージのものをリペア。張り地をグレーのファブリックにして、クッションを並べています。
「モダンなインテリアにするのではなく天然素材でコーディネートしたかったんです。青山にあるトルコのキリムの専門店で、一目で気に入って購入したラグや、雑誌で見つけてインテリアショップに探しに行ったクッションカバーは、ざっくりとした風合いでこの家に合っていると思います」(奥様)
奥様にとってはキッチンの居心地のよさもポイントでした。メニュープランでリビングとダイニングをつなげ、独立タイプだったキッチンはカウンターキッチンに変更しました。
「キッチンにいながら、広々としたリビング・ダイニングの空間を共有できるのはとても快適。窓からの眺望がよく、近くに高い建物もないので、ほんとうに開放的なキッチンになりました」
キッチンボードはとても時間をかけて探したそう。半分が棚に、半分は上部に造作のない天然木のものがなかなか見つからなかったのです。「サイズがぴったりのものを見つけたときは、ほんとうに嬉しかったですね」とおっしゃいます。
ピアース三軒茶屋で暮らすことで、ライフスタイルは一変したそうです。
「自分たちの家を持つことは、居心地のよさや文化を持つことなんだと実感しました」(ご主人)。「家を買ったことで、オーディオやインテリアに深く関心を抱くようになりました。次はどんなことに興味を持つようになっていくのか、楽しみなんです」(奥様)というおふたりの言葉。
お気に入りの住まいで充実した暮らしをされているT様ご夫妻。これからどんな生活を築かれていくのか、とても楽しみな印象を受けました。
世田谷でも「オシャレな街」として人気の高い三軒茶屋。世田谷通り沿いのイチョウ並木に調和して建つピアース三軒茶屋は、洗練されたモダンなデザインで新たな街の表情を醸し出している。エントランスと室内空間はフランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ氏が、外観・共用部は建築家・堀啓二氏が手がけ、「クリエイティブ」な発想を持った二人の才能がコラボレーションして生まれた。自然に恵まれた都心の邸宅として、集合住宅の懸念を変える物語をもった邸宅である。総戸数81戸。2010年完成。