G様 |アールブラン大森山王(大田区山王)
アールブラン大森山王が建つのは、JR「大森」駅から徒歩8分、美しいたたずまいの洋館や邸宅が多い高台の住宅街です。大正から昭和にかけては、川端康成や北原白秋、萩原朔太郎をはじめ作家や芸術家たちが暮らし、「馬込文士村」と呼ばれた歴史あるエリアです。
都心でありながら、起伏に富んだ自然豊かな風景が広がり、静かな住環境に恵まれているアールブラン大森山王。ここにお住まいのG様のお宅をお訪ねしました。
「池上通りや環7からも近いはずなのに、喧騒からはまったく切り離されていてホッとできる住まいです。静かな環境で、駅から近い立地にも満足しています」とG様ご夫妻。
アールブラン大森山王の住空間は、シンプル&モダンを採り入れたナチュラリズム。落ち着いた邸宅感を描き出すため、木目の優しさを感じるマテリアルを厳選しています。
そうした落ち着いたG様ご夫妻のお住まいで、より印象的な空間を演出しているのが照明です。広々としたリビングダイニングの照明はアンティークのシャンデリア。シーリングライトでは無機質になりすぎるため、手づくり感のあるシャンデリアを探したと言います。
「60年代のフランスのものと、70年代のベルギーのもの。青山のアンティークショップでようやく見つけたんです。光がやわらかく広がって、暗くなって灯りを点けたときの雰囲気がとってもいいんですよ」(ご主人)
テレビボードの上には、鹿児島のガラス作家、宮澤裕明さんのランプも飾られていました。ご主人のお母様からは“転居祝いに”と、同じ宮澤さんのグラスもプレゼントされたそうで「ランプもグラスも、やわらかなラインと美しい色合いがすてきです」と奥様。
照明だけでなく、室内はナチュラルで木のぬくもりが感じられる家具や小物でコーディネート。ナチュラルな色合いの天然木のつき板のフローリングとほんの少しイエローがかった壁に馴染む家具を探すため、図面を持って何度もインテリアショップに足を運びました。
「ソファとテレビボードは、福岡にある広松木工でつくってもらいました。ソファの張り地はアースカラーのファブリック。オークの落ち着いた色合いと、素材を感じさせる仕上がりが気に入っています」(ご主人)
ダイニングセットも、ソファと同じような色のものに替えたいと思って、探しているところだというG様ご夫妻。居心地のいい住まいの完成までは、まだまだ発展途中のようです。
ご結婚を機に新居として購入されたご夫妻ですが、奥様は、もともとモリモトの賃貸物件「イプセ大森」で暮らしていたそうです。デザイン性が高くて部屋の使い勝手もよく、モリモトの物件に対して信頼感を持っていたため、アールブラン大森山王にも入居前から期待していたそうです。
実際に入居すると、期待をはるかに上回る仕上がりに驚いたといいます。
開放的なヒルサイド立地を活かし、煉瓦タイルとダークな色合いのルーバーで構成されたデザイン壁や白いキャノピーのファサード。印象的なアプローチには、シンボルツリーや緑豊かな植栽を配置されています。
ライムストーンなどの天然石を使った2層吹き抜けのエントランスも、広々としていてガラス面から射し込む陽光が美しく、周辺の落ち着いた景観と調和したデザインは美術館のような空間です。
「階段をあがっていくと正面に坪庭が見えるのも、上質な日本の美を感じさせてくれます。遊びに来た家族や友人たちにも“すてきね”って褒められるんですよ」と、美術館巡りが趣味の奥様は笑顔でおっしゃいます。
「夜もすごく静かですし、周辺には緑も多い。長く住む家なので、コンビニエントなだけではなく落ち着ける空間であることが重要だと、つくづく感じるようになりました。この部屋のバルコニーも広くて開放感があります。愛犬が走り回っているのを見ているだけで、楽しい気分になれるんですよ」(ご主人)
現在はご夫婦おふたりでの生活ですが、将来的にはお子さまとの暮らしも想定しています。お子さまと愛犬がルーフバルコニーでのびのびと遊んでいる――そんな光景を、G様ご夫妻は思い描いているのかもしれません。居心地のいいお住まいでの暮らしは、家族が増えてこそ、その価値は高まっていくことでしょう。
「馬込文士村」とも呼ばれ、昭和の文豪たちが愛した馬込・山王とその周辺地域。起伏に富んだ自然豊かな風景が広がり、著名な作家や芸術家が大正から昭和にかけて居を構えた由緒ある地としても知られる。その高台の開放感と眺望に恵まれたヒルサイド立地に建つ「アールブラン大森山王」。煉瓦タイルとルーバーで構成されたデザイン壁や白いキャノピーが印象的なファサード、天然石を装った2層吹き抜けのエントランスなど、周辺の落ち着いた景観と調和した洗練の建築デザインを誇っている。住空間のコンセプトはナチュラリズムで、しっとりと落ち着いた邸宅感を描き出している。総戸数29戸。2014年完成。