S様 |クレッセント萩中(大田区萩中)
京浜急行蒲田駅から空港線に乗り換えて一つ先にある「糀谷駅」。豊かな緑が広がる萩中公園を抱え、小さな神社が点在する古きよき街並みが広がるエリアです。
この街のシンボリック的な存在の「クレッセント萩中」は、2009年3月に完成。建築家・堀啓二氏による真っ白なフレームが印象的なファサードデザインは、この街並みに新たに都会的な彩りを美しくレイアウトしました。
「7年前にモデルルームを見て一目ぼれ。デザインのよさでその場でほぼ購入を決めました」と語ってくださったのはS様ご夫妻。この住まいでの暮らしも5年目を迎え、ますます充実した生活を過ごされています。
新居選びは、結婚後、長い間、糀谷駅近くに住まわれていたこともあり、暮らしになれたこのエリアに絞って探されたそうです。ご主人が仕事で出張が多いことから、糀谷駅は羽田空港や新幹線の品川駅とのアクセスがいいことも大きな理由でした。
「モデルルームでとくに気に入ったのは、玄関から続く大理石の廊下に、他ではあまり見かけないモダンシックなリビングの黒床。洗練された空間使いに魅了され、『こんな風に暮らしたいね』と夫婦で盛り上がりました」(ご主人)
当時、夢見た憧れの暮らしは今も変わることなく続いています。リビングはモノトーンを基調に、鮮やかな赤とオレンジのインテリア雑貨で統一。そして、何よりご主人の趣味である、ガンダムシリーズの「シャア専用ザク」のフィギュアが存在感を放っています。
「入居にあたっては、フィギュアが収まるように高さのある飾り棚をオーダーメイドしました。リビングは天井高が2.7mと高いため、圧迫感なくゆったり置くことができます。ワインボトルやグラス、妻の好きなセサミストリートのぬいぐるみも飾り、趣味のスペースとしても充実させています」(ご主人)
部屋のインテリアについてもS様のこだわりであふれています。リビングに使うカラーは白、黒、赤、オレンジの4色のみというのが、ご夫妻のルールになっています。
「かねてから地球儀を飾りたかったのですが、念願の赤色の地球儀を4年越しで見つけた時はうれしかったですね。たいていは青色かベージュですから、ようやく出会えたという感じです(笑)。インテリアカラーを自分好みの色に限定することで、モノを探す楽しみも増えました」(奥様)
キッチンでは実用性を求め、吊戸棚を取り付けています。上段に4ヵ所、下段に5ヵ所の収納スペースがあるために食器棚いらず。各収納スペースも広く、一枚一枚、形の異なる仏メーカー「ピリヴィッツ」のお気に入りの食器も、重ねずに収納することができます。
「引き出し式になっている調味料収納も重宝していますね。調理中でも、片手でサッとスパイスが取り出せる。キッチンの細部にまで行き届いた設計が、高い居住性を叶えてくれているのでしょうね」(奥様)
料理が趣味だというご夫妻は、休日になると近隣の「糀谷商店街」を散策します。お肉屋さんに魚屋さん、威勢のいい八百屋さん。充実した商店街の美味しそうな匂いに誘われ、惣菜を衝動買いしてしまうこともあるそうです。
「大田市場が近くにあるから、新鮮な旬食材が安く手に入るんです。料理は洋食が僕の担当で、和食が妻。友人を招いてホームパーティを開くときは、商店街を巡りながらふたりであれこれメニューを考えます」(ご主人)
都心から一歩離れた穏やかな住環境とモデルルームのようなインテリアデザイン。自分たちらしさを追求されたS様の暮らしは、愛しいものに縁どられた幸福感に満たされていました。ご夫妻のこだわりの趣味に囲まれた理想の暮らしは、入居5年目という節目を迎え、さらに充実していくことでしょう。
豊かな緑の萩中公園が広がる大田区萩中エリアで、13階の真っ白な住まいがシンボリックな存在を放っている「クレッセント萩中」。空や緑を感じる広く高い窓、風を感じるワイドフロンテージで、「開放空間」を美しくデザインしている。デザイン監修は建築家・堀啓二氏。広い空に浮かび上がる真っ白なフレームのファサードデザインや、住まいの顔となる2層吹き抜けの空間エントランスロビーなど、街に対して開かれた「都市のギャラリー」をイメージしている。総住戸は90戸。敷地内に100%駐車場を実現。2009年完成。