時は江戸時代、社寺参詣ブームで賑わった新大山道と旧大山道の分岐付近に並び、
にぎわっていた三件の茶屋が名前の由来となっている「三軒茶屋」。
国道246号線と世田谷通り、東急田園都市線と世田谷線、今も交通の要所、
にぎわいの街として人気を集めている。
「カフェブーム」の火付け役として「オシャレな街 三軒茶屋」と呼ばれたイメージの通り、美味しいレストランや高感度なバー、ハイセンスなショップ・カフェが集積する街。
一方、そんな「オシャレな街」と共に存在する、三軒茶屋のもう一つの顔「世田谷の下町レトロモダン」もまた、都心に隣接しながら都心とは、一味違う、三軒茶屋の大きな特徴である。
戦後闇市からスタートした、エコー仲見世商店街をはじめとして、古くからの映画館やつりぼり、バッティングセンターなど、三軒茶屋には昭和レトロな景色と多くの商店街が存在する。
キャロットタワーを中心とした新しい街並み、おしゃれな空間に古き良き世田谷のノスタルジックな空気。
自由にプライベートタイムを充実させる軽快なアクセスはもちろん、日常をサポートしてくれる24時間営業の大型スーパーや活気あふれる商店街。新しいだけでも古いだけでもない、三軒茶屋でしか感じることのできない独特の空気感がこの街の人気の秘密である。
三軒茶屋と同じように独特の価値観を生み出している街「三宿」
世田谷公園や烏山川緑道、駒沢公園など、周辺には世田谷ならではの豊かな自然を感じることのできるスポットも多い。
豊富なバス便や世田谷線でのんびりという移動も捨てがたいが、ここでは、あえて自転車で街を愉しむ休日を提案したい。時にはペットを連れて、ランチセットを持って、この街でしか実現しないアクティブで、穏やかなライフスタイルが始まる。
