免震構造の採用によって、地震時の激しい横揺れをゆっくりとした揺れに変え、建物そのものの被害を防ぐだけでなく、家具・什器の転倒や破損などの二次被害も未然に防ぎます。
床とスラブと梁の位置を逆にする逆梁工法によって、サッシを高く広げて採光性をもたらすハイサッシを採用しました。バルコニーに面した窓は床からの高さ約2.2mを確保。採光たっぷりの開放感あふれる空間を演出します。
通常は天井側に出てしまう梁を、柱とともにバルコニーに出したアウトフレーム逆梁工法。これにより、リビング・ダイニングには床から2.2mの高さがあるハイサッシを設けることができ、採光性と開放感が向上。コーナーもすっきりするため、家具も思いのままにレイアウトできます。
合計38本の場所打ち鉄筋コンクリート杭を(深度約27mにある)N値60以上の支持層に貫入して支持しています。これにより通常時には、建物をしっかり支え、地震時には地震に抵抗しうる強度と剛性を確保しています。
建物を支える柱、梁、床、壁などには、鉄筋コンクリート造を採用しました。一般に使用するコンクリート強度を上回る約36~54Nm2以上の耐圧性能を確保し、最大で1㎡あたり約3,600~5,400トンもの圧力に耐える強度があります。
鉄筋を格子状や箱状に組み上げる工程で、主要構造部にあたる壁は鉄筋を二重に組むダブル配筋と千鳥状に組むダブル配筋を標準として施工しています。ダブル配筋は、シングル配筋よりも高い強度と耐久性を実現しています。(一部除く)
住戸間の躯体スラブの厚みを220~280mm(一部タイプはボイドスラブ厚275mm)とするとともに二重床工法を採用しています。これにより、高い遮音性能を実現しました。
柱の帯筋は、溶接閉鎖型フープを採用しています。溶接閉鎖型フープとは、工場で特殊溶接をして閉じた形にした帯筋のことで、コンクリートを拘束する能力が高く、一般的な帯筋よりも大地震時の粘り強さを発揮します。(柱の一部分除く)
コンクリートの配合におけるセメント量に対して加える水の重量比を45%以下に設定。劣化対策等級3を取得しています。
※掲載の写真はモデルルーム(Kタイプの設計変更〈有償〉した室内)を撮影(2013年5月)し、一部CG処理を施したもので標準仕様とは多少異なる場合があります。
また、一部オプション仕様が含まれている他、家具・調度品等に関しては配置例を示したもので販売価格には含まれません。