渋谷駅前(2019年3月撮影)、住宅ジャーナリスト・目黒孝一氏
まさに今、大きな変革のうねりの中にある東京。その中でも「渋谷」は、かつてない規模で再開発事業が進行し、都内でもっとも大きな変化のひとつとなっています。注目すべきは、その人の流れ。長らく「若者の街」の代名詞として、世界規模で文化的発信を生み出してきた街が、「大人の街」へと変貌を遂げようとしています。
それは、オフィスビルの新設や複合施設の開業により、これまでの圧倒的なオフィス不足が解消に向かい、多くの企業が新たに流入を予定しているため。利用する人の「数」だけでなく「質」にも変化が生まれ、街の持つ本質そのものへ大きな変革がおとずれようとしているのが、「渋谷」再開発の特筆すべき点となっています。
航空写真(2019年1月撮影)(※2)
渋谷駅周辺再開発概念図(※3)
渋谷駅前(2019年3月撮影)
高低差概念図(※4)
住宅ジャーナリスト|目黒孝一氏
不動産マーケティングの専門家としてのノウハウを活かし、物件調査・市場分析など不動産に関わる各種調査を手がける住宅ジャーナリスト。日本不動産ジャーナリスト会議会員
多くの人にとって「遊ぶ街」だった「渋谷」が、これからは多くの人にとっての「働く街」となる。その中で、「渋谷」で働くビジネスパーソン達を満たす、より質の高いモノへのニーズが高まることが考えられます。それに呼応するように、施設や提供される商品・サービスが展開していく。働く大人たちにとって満足度の高い街への進化を、期待できると感じています。
街の利便性や魅力の向上は、この街を「暮らす街」として選ぶ人々にとっても、大きなメリットとなるでしょう。街の発展性や将来性は、住まいの資産価値への影響も大きく、さらには、交通利便性や住環境の充実度合いは、街の評価へも繋がります。その只中で同物件が誕生するのは、「渋谷」駅徒歩10分のポジション。個人商店や魅力的な店が連なり、個性的な魅力を備える「神泉」駅も徒歩5分とし、2駅を効率良く利用すれば、活動の幅も大きく広がることでしょう。さらには、すり鉢状となっている渋谷中心街とは高低差のある高台に位置し、十分な開放感を得られるのも特徴的です。松濤、南平台、神山町という都内を代表する住宅街に周辺を囲まれ、落ち着いた住環境を備えているのも、「暮らす街」としての評価ができる点です。新たな変化を続ける「渋谷」の未来を見据えつつ、穏やかな日常を享受する。それらの魅力を備えた同物件を選択するのは、大きな価値をもたらすものだと感じています。
《モリモト》は、これまで数多くの実績を手がける中、その高いデザイン性にはひときわ大きな評価を集めてきました。デザインコードを制定し、各ブランドに高水準で反映、品格ある佇まいを見せる住まいを生み出してきました。「ピアース」は、洗練された感覚を備える、都心生活者が心地よく暮らせる住まいがコンセプトに。
同物件にもその理念は随所に感じられ、2層吹き抜けとなっているエントランスホールを中心に、シャープで都会的な印象を与えます。全87邸という規模にも注目したい。「神泉」駅最寄りの80戸以上の供給は、2005年以来・14年ぶり(※5)となります。美しいデザインと共に、新たな街のランドマークとなることでしょう。
エントランス完成予想CG
10階~12階・敷地配置図
2方を道路に囲まれ、変形のトの字を描くような形状の敷地を有する同物件。ほぼ正形の居住空間エリアには、1フロア最大6邸のプランを配置しています。無駄の少ないプランニングが可能になり、各居室に十分な開放感をもたらしています。また、全階に内廊下を採用し、利便性とプライバシーの確保につながっているところも、評価できる点となっています。道路に沿うような形で広がる敷地エリアには、平置き式駐車場を配置。都心エリアでは、敷地面積や形状によって実現しにくいと感じる平置式ですが、出入庫がスムーズというのはもちろん、メンテナンスも容易。入居後の安心感にもつながる、魅力的な設備となっています。
住まい選びの視点の一つに、資産価値への期待も選択肢に含まれることでしょう。ただ、経年によって変化の伴う不動産の資産価値を見極めるのは、容易ではありません。立地も、単に人気のエリアというだけでなく、街全体の将来性や物件の立地そのものの優位性や希少性にも寄与します。さらには、物件の配棟や共有部の利便性やデザイン、専有部の機能や方角など、物件そのものの魅力も重視したい。ただ、一番大切にしたいのは、この街で、この住まいでどんな暮らしをしたいかと考えることだと感じています。自分にとって最適な住まいこそが、自分にとっての資産となる。さまざまな視点を含めた、総合的な判断が必要です。
Kタイプ|1LDK+S
専有面積/41.05m²、バルコニー面積/9.44m²
同物件の専有部となる各プランにも、注目したいところです。廊下面積を最小限にとどめ、より広い室内空間を確保するようにプランニングされている点、また天井高を最大約2.7m確保していることによって、図面上で確認するよりも、広さを感じる室内空間の創出を可能にしています。アウトフレーム工法の採用も、家具配置のし易さなど、入居者の暮らし心地を見据えた配慮が施されています。
上質な寛ぎの空間を演出するため、各部材までに細やかなこだわりをみせているのも《モリモト》らしさを感じる、見どころの一つです。足元を彩るのは、玄関からキッチンスペース(3LDKプランはリビング・ダイニング)まで敷き詰めた、600mm角のイタリア・マラッツィ社製の大判タイル。天井高まで届く大型の建具は、コロンボ社製の取っ手を採用。キッチンの天板には、肌触りの良いシーザーストーンを採用し、キッチンコンロの背面にはガラスパネルを配しています。実用性と美しさを兼ね備える、シンプルで上質なマテリアルを選定・標準仕様としているのは、住まいとして大きな魅力となる点です。
目黒孝一氏(マンションギャラリーにて撮影)
便利な標準設備の採用やアフターケアの充実は、住まいとしての価値を考慮する上でも、重要な点となるのは間違いありません。同物件には、忙しい日々をサポートする便利な標準設備が充実。また、グループ会社による徹底したアフターケアが、大きな安心感をもたらしています。
立地、設備、機能などを含めた、住まいとして総合的な価値を備える同物件は、豊かな都心生活を求める人々にとって、大いに検討して欲しい物件です。
キッチン|シーザーストーン天板(同仕様)
洗面室|天然石貼り(同仕様)
浴室|TES温水式浴室暖房乾燥機(同仕様)
※1:渋谷区役所建替プロジェクト(2019年5月竣工予定)、渋谷パルコ(2019年開業予定)、新宮下公園等整備事業(2019年度竣工予定)、渋谷スクランブルスクエア(旧 渋谷駅街区)(東棟:2019年度開業予定/中央棟・西棟:2027年度開業予定)、渋谷フクラス(2019年10月竣工予定)、渋谷駅桜丘口地区(2023年度竣工予定)、渋谷ソラスタ(2019年3月竣工)。※2:掲載の航空写真は一部CG合成・加工しており、実際とは多少異なります。建設地の光は物件の位置を示すためのものであり、建物の高さ・規模を示すものではありません。周辺環境は将来変わる場合があります。※3:掲載の再開発情報は、事業計画の変更により、竣工・開業時期等が変更になる可能性があります。概念図は、実際のものと多少異なります。※4:概念図は実際のものと多少異なります。概念図は一部の特定施設との高低差を表したものであり、物件周辺の見え方を表すものではありません。※5:調査元/(有)エム・アール・シー、対象期間/1993年1月~2019年4月30日までのMRC調査・捕捉に基づく分譲マンションデータの範囲内、データ資料/MRC・2019年5月号、作成2019.5.22 ※掲載の完成予想CGは、計画段階の図面を基に描き起こしたもので、実際とは多少異なります。計画・施工等の理由により変更になる場合があります。周りの建物等は一部表現を省略しております。また、植栽は特定の季節や樹種および入居時の状態を想定して描かれたものではありません。
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