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二方接道の角地という開放的な敷地。そこで育まれるアクティブなライフシーンに呼応する、シャープで軽快な建物デザインを計画。ファサードは、垂直性を強調したコンクリート打ち放しとガラスカーテンウォールから、水平ラインを印象付けるガラスバルコニー、コンクリートのグリッドプレートへと表情が変化。密度の異なるデザインを組み合わせることで建物のスケールをコントロールし、個性を主張しながらも周囲の街並みと調和する佇まいを描き出しました。
「北銀座通り」沿いに設けたエントランスアプローチには、水平に伸びやかな門型の庇をデザイン。
清潔感のあるホワイトの門構えが街並みの中で存在感を際立たせながら、奥にある特別な暮らしの領域を想像させます。
道路に対してワイドでモダンなゲートを描くことで、店舗空間のような洗練された雰囲気が広がります。
天井はウッドパネル、アルミパネル、ホワイトボードの3つの素材を中心に構成。水平ラインを意識した3段のデザインを施し、広がりと奥行きを創出。3つの素材は温もり、近代機能、シンプルさをモチーフとしており、空間に立体感を与えています。ガラス間仕切りを多く使い空間を広く見せ、さらに壁面を分節した構成とすることで、 広がりと軽快感を持つスペースを演出。一画には、フラットなソファとテーブルを配置し、ラウンジの機能も持たせています。
各フロアの共用廊下は、プライバシーとセキュリティに配慮した内廊下設計を採用。外部からの視線が届かず、静けさも保たれるため、ホテルのような落ち着いた環境を実現。不審者の建物内への侵入を防ぎ、暮らしの安心感も高まります。
数多くのモリモト物件を手がけ、グッドデザイン賞の受賞歴も持つ「フレグライン建築設計」に、建物の外観・共用スペースのデザイン監修を依頼。「ピアース西荻窪」「ピアース荻窪」など、計画地周辺エリアにおいても実績があり、地域の特性を読み解いたデザインを展開。住まいの先にある、ライフスタイルにまでイマジネーションを広げ生み出される、既成概念にとらわれることのないモダンで洗練された建築空間が、住まう方々の感性を刺激し、暮らしの美しい個性を演出します。
ARCHITECTUREDESIGN
(株)フレグライン建築設計福田 馨Kei Fukuda