天保十四年 大江戸大絵図/古地図提供 人文社
徳川家康が江戸城に入った天正18年(1590)頃より、江戸城下の開発が進められ、江戸城に近いこの地には大名屋敷・武家屋敷が置かれました。
また、現在でも知られる護国寺、根津神社、伝通院をはじめ、多くの寺社が創建・転入するとともに、街道筋では商業も活発となり、文京の地は、広範囲で街が形成されていきました。
江戸時代、大半を武家屋敷によって占められていた文京区ですが、明治時代に入ると、広大な武家屋敷の跡地は、大学などの教育機関の敷地や軍用に転用され、文教の地としての厚みを増していくとともに、水戸徳川家の上屋敷庭園が「小石川後楽園」に、甲府柳澤家の下屋敷庭園が「六義園」となるなど、貴重な緑を今に残します。
六義園
犯罪発生件数は、大阪184件/日、名古屋211件/日、東京23区125件/日と、大都市の中でも治安が良い東京。中でも、文京区は23区平均の半分近い69件/日と、23区最少を誇り、 2番目に少ない目黒区と比べても4分の3程度。
住宅系区で繁華街が少ない、だからこそ犯罪が少ない文京区。さらに、ボランティアによるパトロールや、防犯ベル、防犯カメラの設置等の様々な施策を推し進め、更なる防犯に努めています。
2010年には「交通事故死亡者ゼロ」を実現。
警視庁「警視庁の統計」より