「アートフェア東京2008」には、国内外108のギャラリーが出展。さまざまなアートと出会い、比較しながら選ぶことができる絶好のチャンスとなった。
2005年にスタートし、今年で3回目となった「アートフェア東京」が、昨年に引き続き東京国際フォーラムで開催されました。今回は、ソウル、ニューデリー、ニューヨーク、香港、北京、マドリッドの海外6都市からもギャラリーが参加。国内からの出展とあわせて108のギャラリーが、古美術から工芸、日本画、近代洋画、現代アートまで、幅広いジャンルのアートの展示し、販売しました。
気鋭の新人作家から世界的に知られる巨匠まで、およそ600名のアーティストの作品約2500点がずらりと並んだ会場は、国内外から訪れたアートファンや専門家、コレクターで埋め尽くされるほどに賑わいました。アーティスト本人が会場にいることも多く、作品について作者と話す光景もあちこちで見られました。
最近は、アートとの関わり方が「観る」から「買う」へとシフトしてきています。一流ギャラリーのみが参加し、幅広いジャンルの作品をそろえたアートフェア東京は、国際展や美術館で見た作家の作品を購入できるチャンスであり、コレクションビギナーにとっても安心して作品を購入できる貴重な機会。今年は週末の開催ということもあって、4万3000人の来場者で賑わいました。
左/一般公開日には、ナビゲーターとともに会場を巡るガイドツアーや、トークショーも開催された。
中/イベント会場のエントランス。
右/入口に飾られた協賛企業のロゴ。
左・中/プレビューの4月3日(木)には、オープニングセレモニーも行われた。モリモトの代表取締役社長、森本浩義も、スピーチとテープカットに参加。
右/会場の一角で『SUMAU』を配布した。
住まい、オフィスビル、商業施設やホテルなどで、豊かなライフシーンのデザインを志向するモリモトは、アートを積極的に支援。そのため本年も特別協賛として、アートフェア東京を支援しました。
モリモト代表取締役社長・森本浩義が、4月3日のオープニングセレモニーで「生活空間にやすらぎを求める傾向が強くなってきているなか、アートと直接触れ合える機会を提供することの意義はますます大きくなってきている。すばらしい作品、すばらしい作家と出会う感動が伝えられるイベントとなるよう、願っています」と祝辞を述べたほか、会場内で『SUMAU』の配布も行いました。
右/来場者全員に、モリモトが作成したアートの入門書「ART BOOK」を配布。
左/「東邦アート」では、日本画家・千々岩 修氏の作品を展示。力強い筆致が印象的。
右/「京橋画廊」では、洋画家・大津英敏氏のパステル画展を開催。風景画が並んでいた。
左/物作家・山口由姫子氏の作品が、ひときわ目を引いた。
中/比較的若手のアーティストの作品をそろえた「ギャラリー広田美術」。入口に置かれた山内 隆氏の作品が、強い存在感を放つ。
右/会場では日本赤十字社への募金も受け付けていた。モリモトは、協力者にプレゼントするオリジナル・アートバッグを提供した。